欲しい時には泣きわめくくらいねだるのに、驚きのスピードで飽きてしまうのが子供というものです。そのおもちゃの価値は全く変化していないのにいらなくなるのは、どういった心境の変化なのでしょうか。金額は親が考えてしまう要素ですが、どんなに高くてもいらないものはいらない、という子供の気持ちも分からなくはありません。こうした飽きてしまう現象に、物量で対抗しようと面白いサービスが登場しています。

それがおもちゃのサブスク料金形態であり、毎月新しいおもちゃをレンタルで借りられるというものです。いくつかのサービスが既に登場していますが、基本的にはランダムで送られて来て、一か月で返却する形になります。選べないのはデメリットに見えて、自分が興味を持っていないが遊んで見ると面白い、という新たな発見にもなるので利用者からの評判は上々です。サブスクは月額課金の料金形態のため、必要以上に突発的にお金を使わないためには良いやり方ではないでしょうか。

月額料金よりも全体的に高額なおもちゃを届けてくれるため、意外とコストパフォーマンスも悪くありません。これはサービス内でおもちゃを使い回している事が大きな理由ではあるのですが、よく考えれば3日遊んでからいらなくなって3年押し入れに入っている商品があるのなら、多少古かったとしても他の子が遊んでくれる方が本望でしょう。ここにサブスクの要素を組み合わせた、非常に上手いサービスと言えます。